Pythonでレトロゲームをつろう!!(佐藤 誠 の あくまでも独り言)

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じゃんけんゲームの作り方① (リスト・乱数・モジュールインポート)  Let's Python 6(初級編)

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こんにちは〜 Python誠です。

 

前回、IDLE・エディタウィンドウの使い方(新規ファイル保存・実行)の最後に「モンスターじゃんけん①」という5行ほどのPythonプログラムを打ち込んで、ファイルに保存・実行しました。

今回はまず、「モンスターじゃんけん①」のPythonコードについてかんたんに解説します。

その後、じゃんけんプログラムをバージョンアップしていきたいと思います。

 

「じゃんけん」プログラムの解説

「モンスターじゃんけん①」

import random                    

jan = ["グー", "チョキ", "パー"]
m = random.randint(0, 2)
monster = jan[m]
print("モンスター: " + monster)

1行目をから順番に確認していきましょう。

 

1行目: モジュールをインポート

import random
  • import は、Pythonに足りない機能(モジュール)を読み込み(インポート)、使えるようにする命令です。
  • 続く random は、乱数(サイコロの目のように偶然の数値)を発生させる為のモジュールです。
  • import random で以後、乱数を発生させることができます。

 

3行目: リストで文字列を番号管理

jan = ["グー", "チョキ", "パー"]
  • jan という変数に グー, チョキ, パー の3種類の文字列が入ったリストを代入しています。
  • リストとは、角括弧( [  ] )で囲んだ数値や文字列などの要素の集まりのことで、それぞれの要素に番号(添え字)をつけて管理することができます。
  • 左の要素から順番に グーは [0]チョキは [1] 、パー [2] の番号(添え字)がそれぞれに割り振られます。
  • 一度せ代入したリストは、 変数名[添え字] と記述することで、後で呼び出すことができます。 例えば jan[2] と記述すると文字列"パー"を呼び出せます。

 

4行目: randomで乱数を発生

m = random.randint(0, 2)
  • random.randint(0, 2で、最小値 0  最大値 2 乱数を発生させ、m という変数に代入しています。
  • ここでの乱数は、01 2 の三つの数値からどれかが選ばれます。

 

5行目:リストの文字列を呼び出す

monster = jan[m]
  • monster という変数に、3行目の janリスト m 番目の要素を代入しています。
  • m は乱数 02 のどれかが代入されています。
  • 例えば、乱数 m 0 の場合は、 jan[m] → jan[0] となり、"グー" が monster に代入されます。
  • m が なら "チョキ" 2なら "パー" が monster に代入されます。

 

6行目:文字列と変数を一緒に出力

print("モンスター: " + monster) 
  • print で()内の要素をシェルウィンドウに出力します。
  • この行の場合、文字列 "モンスター: "  に加えて、変数 monster の中身の文字列( "グー" か  "チョキ"   "パー" のどれか)が一緒に出力されます。

 

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「じゃんけん」プログラムの実行結果

上の解説を踏まえて、プログラムの実行結果を確認しましょう。

モンスターじゃんけんの実行結果(シェルウィンドウ)

前回の「 IDLE・エディタウィンドウの使い方(新規ファイル保存・実行) 」の方法でプログラムを実行すると、シェルウィンドウに「 モンスター: チョキ 」と出力(表示)されました。

(皆さんは何が出ましたか?😚)

何度か実行すると、「 パー 」「 グー 」が出力されることを確かめましょう。

 

このプログラムのポイント

このプログラムのポイントは・・・

3行目のリスト「じゃんけんの出し手」を番号(添え字)で管理し、4行目で発生した乱数を使って、5行目のリスト内で ["グー", "チョキ", "パー" のいずれかを呼び出しているところです。

 

 あとは、呼び出した「じゃんけんの出し手」を Print() で出力するだけです。

 

リストは、Pythonプログラミングをする上でとても重要です。

今後のゲームプログラミングでも多用しますので、理解できるよう復習しておいてください。

 

シェルウィンドウの対話モードを使うと、Pythonコードの確認がしやすいので、上手に使いましょう!

Pythonの対話モードでリストの復習

こんな感じでね!🤔

 

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じゃんけんプログラムのバージョンアップ

次は、じゃんけんプログラムをバージョンアップしていきます。

今までのようにモンスターだけでなく、プレーヤー(あなた)もPythonでじゃんけんを選択できるようにコードを追加していきます。

 

下のPythonコードをIDLEのエディタウィンドウで新規ファイルを作成し、書いてみましょう!😳

 

# 「モンスターじゃんけん②」

import random                    

jan = ["グー", "チョキ", "パー"]

# プレーヤー
print("0:グー 1:チョキ 2:パー")
p = int(input("じゃんけん・・・"))
player = jan[p]
print("プレーヤー: " + player)

# モンスター
m = random.randint(0, 2)
monster = jan[m]
print("モンスター: " + monster)

次回は「モンスターじゃんけん②」を解説した後に、勝敗判定のコードを追加していきます。

 

それでは、また次回お会いしましょう!

「 Let’s Python !!🤗」 

 ・・・ by Python誠。

 

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今までのおさらい・・・

  1. Pythonをインストール(公式サイトからダウンロード)
  2. 開発統合環境・IDLEのの設定方法(フォント・ダーク画面)
  3. IDLE・シェルウィンドウの使い方(対話モード)
  4. IDLE・エディタウィンドウの使い方(新規ファイル保存・実行)