行ってみて驚いた、こんなに充実した施設だったとは・・・しかも無料で!!
大阪メトロがタダで乗れる「おでかけKIDSサマーパス」
毎年夏休みになると、息子が小学校から「おでかけKIDSサマーパス」というカードをもらってきます。
この「おでかけKIDSサマーパス」は、小学生が夏休みの期間中、大阪メトロ(地下鉄)をタダで乗り放題になる素晴らしいカードだ。
そして、そのカードと一緒にもらって来た冊子に無料の体験施設「津波・高潮ステーション」が載っていたので、行ってみる事にしました。
津波・高潮ステーションに行ってみた
「津波・高潮ステーション」は、大阪メトロ(地下鉄)・中央線の 阿波座駅 を出て徒歩5分の場所にあります。
初めは、どこも暑いしクーラーが効いててすいてそうな所に行こう・・・という軽い気持ちで、この「津波・高潮ステーション」に行くこととなりました。
ところが「津波・高潮ステーション」に行ってみると、その充実した施設に驚かされます。
建物はタイル張りの立派な建物で、入り口に「津波・高潮ステーション」の旗が立ててあります。
中に入るとゆるキャラが出迎えてくれます。動いたりはしませんが^ ^
名前は「書いてないな・・・」「ツナミちゃんかな?」
中へ進んで行くと・・・
昔、大阪の街並みが水害でどれぐらいの高さまで水に浸かったか?を実物大の家や電柱の模型で再現しています。
大阪はもともと海面より低い土地が多く、水害が起こりやすい特徴があります。
少し進むと、壁に「南海トラフの地震発生確率」というパウチが貼ってあります。
30年以内に60%〜70%!!(これはよくニュースで見かけるが)
50年以内には90%!?・・・現在11歳の息子が60歳の還暦を迎える頃までに、南海トラフ大地震がほぼ間違いなく発生すると言うことらしい!!
まグニュチュード8クラスの東南海の地震は、90年〜150年周期で起きており、いつきてもおかしくない時期に入っている!!
うーん。軽い気持ちでこの「津波・高潮ステーション」に来たものの、展示を見ていると大地震や水害への危機感がどんどん膨れ上がっていきます。
「地震による津波は繰り返し起きているのです。次は明日かもしれません。」
こちらは大阪西部のアーチ型水門の模型。スイッチを押すと半円型の水門が前方へ倒れていき、津波や高潮を防いでくれる。
しかし・・・これだけの施設なのに見に来ている人の少ないこと!!
ほんと空いてて、ゆっくりと見られます。(クーラーも効いてて涼しいし)
奥へ進むと、ダイナキューブ「津波災害体験シアター」があります。(写真はありませんが)
全面・左右側面・床面の4面にひとつながりの映像が映し出されるダイナミックな映像シアターです。津波被害を12分程のドラマで体験できます。
実際にその場にいるかのような迫力の映像で、津波の恐ろしさを全身で体感できました。
2003年に大阪府が行った津波シュミレーションでは、津波発生から第一波の到達まで、沿岸部で60分、大阪市内で120分となります。
その間に、「横へ逃げるのではなく、上へ逃げてください!」「大阪の場合、上へ逃げれば死ぬことはありません!」と施設のおじさんが熱弁してくれました。
もちろん、大阪だけではなく日本各地で地震と津波が起こっています。
まとめ
この「津波・高潮ステーション」の施設を見終わると、いやが応にも防災意識が高まります。
「一番大事なことは、津波や高潮から逃げて、そのあと生き抜くこと!」とのおじさんの熱弁が印象的でした。
日頃から、水や非常食などの備蓄をすることと、もしも災害が起こった時にどんな行動をするべきか、家族で話し合っておくことが大事だと痛感しました。